【あらすじ・多少ネタバレ】映画「怒り」の感想、評価。最後の広瀬すずさんのところで涙腺ヤバくなります
原作吉田修一、監督李相日の「怒り」観てきました。
実は、日本語字幕が付いていることを知りませんでした。
これ、店員さんが一言「こちらの作品字幕になっています」と言ってほしいですよね
結構最初字幕ついているんだということに引っ張られて
集中できませんでした。
映画館を出た後も、違うお客さんも「字幕ついててびっくりした」という話しをしていました。
なにも、字幕をつけることに怒っていることではなく、
一言言ってほしいです。
あらすじ
犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉、東京、沖縄という3つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描いた。東京・八王子で起こった残忍な殺人事件。犯人は現場に「怒」という血文字を残し、顔を整形してどこかへ逃亡した。それから1年後、千葉の漁港で暮らす洋平と娘の愛子の前に田代という青年が現れ、東京で大手企業に勤める優馬は街で直人という青年と知り合い、親の事情で沖縄に転校してきた女子高生・泉は、無人島で田中という男と遭遇するが……。
感想(多少ネタバレあり)
今回は、3つの場所で起こるストーリーが同時進行しています。
そのストーリーは交差することはありません。
ですので、ミステリーを期待するとがっかりするかもしれません
また注意してほしいのですが、
広瀬すずさん演じる泉は沖縄で住んでいるのですが、
途中で米兵にレイプされてしまいます。
正直見ていて気分が悪いです。
やはり人として気分を悪くせず見ることができません。
ただこのシーンは物語の要になるので、ぜったいにはずすことはできません。
ですので、そういうのが見たくない人はオススメできません。
ただ、それを我慢してでも見る価値はあります。
まず、出演している方全ての人の演技が素晴らしいです。
何の違和感もなく自分の中にスッと入ってきます。
また中盤から終盤にかけてただの気分が悪くなる作品なのかなと思ったのですが、
終盤に涙腺の蛇口がゆるみます。
よくわからないのですが、
それは言葉に表すのが難しいのですが、涙が出てきます。
最後は色んな感情が自分の中からすごい勢いで飛び出してきます。
それはまるで「怒り」ようです。
感情を感情でたとえるので 分かりずらいですが(笑)
途中から字幕があることを忘れるほどのめりこむことができました。
評価
10点中7.5点
素晴らしかったですが、
なぜというシーンがいくつもありました。
ただ、それを忘れてしまうほどラストが良かったです。
CMで広瀬すずさんが叫ぶところなんか最高でした。