僕を本好きにさせてくれた本をプレゼントしたい
今週のお題「プレゼントしたい本」
色々考えてみたのですが、自分が本を好きになったきっかけになった本を紹介します。
羽田圭介さんの「走ル」
中学校の時、朝読書という時間がありまして、
10分間読書をしていたんです。
そのときに、学級文庫にあった「走ル」。
今は、芥川賞を受賞し、テレビにもたくさん出演されている羽田圭介さんの本です。
その時は、全然知らずなんとなく手に取って読んでいた読み始めました。
内容
なんとなく授業をさぼって国道4号線を北に走り始めただけだった…やがて僕の自転車は、福島を越え、翌日は山形、そして秋田、青森へと走り続ける。彼女、友人、両親には嘘のメールを送りながら、高2の僕の旅はどこまで続く?
6,7年前に読んだ本ですが、未だに好きな本はと聞かれたら
この本を上げています。
なぜこの本が好きかというと、
自由を手に入れた感が読んでいて心地よかったのだと思います。
自分は中学校時代、帰宅部で決まった友達と遊んだり、家で過ごすという
2パターンしかないつまらない生活でした。
そのとき読んだ本が、ただただ走ルという自由を手に入れた主人公。
特に、自分が不自由をしていたわけではないのですが、
旅をして自由を手に入れるという感じが中学生には
たまらなく羨ましかったのです。
読み終わった後に、はじめて
良い本に出会った時のあの何とも言えない気持ち。
以降、またその時の気持ちを味わいたく本を読む習慣を身に着けました。
素敵な瞬間に出会わせてくれたこの本をプレゼントしたい本に選ばせて頂きました。